小説本 勇者一行の人外化TS(5) 予定変更
🕑 Added 2024-01-28 09:11:11 +0000 UTC
約5500字、完成に向けてスパートをかけていきます。
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ダンジョンを出発してから半日ほど経過して、ようやく街の入り口が見えてきた。
「すっかり暗くなっちまったな」
すでに日は沈み、夜と呼ぶべき時間帯。
西の空はまだいくらか明るいが、頭上には星がいくつもまたたき、街の明かりがぼんやりと滲みながら辺り一帯を照らしている。
普段の3人であれば日暮れ前に到着したはずだが、ペースの遅さと休憩の回数からして致し方ないだろう。
ここまでくると人通りも多く、勇者たちと同じように外から帰還してきた他の冒険者や、彼らを客層にした商人たちの賑わいを肌で感じられる。
ビキニ姿ゆえに魔導士の肢体に注目も集まっているが、女性の身体となっているため異常とは思われていないようだ。一緒に勇者と盗賊がいるのも大きいだろう。
「うぉっ」
「すっげ……」
どちらかといえば驚きと好奇、そして性欲に満ちた視線が注がれていた。
恥ずかしさを覚えつつ、うつむきがちに進む魔導士。
路地裏にみえる娼婦や客引きの女性たちよりもはるかに豊満な乳房をしていることに気付いて、何とも言えない気持ちになった。
少し進んだところで、勇者が確認するように口を開く。
「じゃあ、まずは教会で呪いを診てもらうか」
「……!」
街に戻った一番の目的……牛娘となった肉体の解呪、それを達成するべく動こうとしている。
至極まっとうな方針なのだが、魔導士の内心には動揺が走っていた。
(このままだと、男に戻ることに……)
解呪されれば、この身体とはお別れである。
仮に解呪が困難ですぐに戻らずに済んだとしても、今までのように自由に搾乳などさせてもらえなくなるだろう。
そうなれば、もうおしまいだ。
母乳を噴き出す快感が、乳での絶頂が、二度と味わえなくなってしまう。
(それは……嫌だ)
もう、ガマンしたくない。
この身体を手放したくない。
ダプンッ!
下を向いた視界を占拠する乳肉。
呼吸に合わせてゆっくりと上下しつつ、身体の振動を反映してフルフルと小さく震えている。
授乳と絶頂を経てこれでもかと感度の上がった乳首は、わずかにビキニと擦れる感触すらも快感に変換してくる。
それが……この上なく、心を満たしてくれる。
魔導士は胸が生み出す欲求のまま、勇者に向けて声をかけた。
「あの……まずは宿屋に行きませんか?」
「えっ?」
魔導士の提案を聞いて、少し驚いた表情を浮かべる勇者。
呪いを受けた本人が解呪を先回しにしようと言い出したのだ、驚くのも無理はない。
しかし、だからといってこのまま従うわけにはいかなかった。
「私のせいで負担をかけてしまいましたから、今度はお2人が休まれる番かなと」
とにかく、勇者を納得させなければいけない。
不審に思われないような理由を作り上げるべく、頭をフル回転させながら言葉を紡いでいく。
「街を歩き回る前に、お風呂で汗を流した方がいいでしょうし……」
予定外の長丁場となってしまったのだ、身を清めるというのも必要なことだろう。
聖職者でもある魔導士らしい言い分だともいえる。
今はそれを、快楽を貪るためのだしにつかっているわけだが。
「夜も遅いですし、教会は朝に向かえばいいですから」
話しつつ、チラリと盗賊に目くばせする。
そのまま手が当たったふりをして、胸をタプンッ、と揺らして見せる。
ここで解呪してしまえば、この胸を堪能できなくなる……暗にそれを示すように。
理解したのか、ゴクリと盗賊の喉が動いた。
「ま、まぁ、いいんじゃねぇか?魔導士の体調は悪くなさそうだしさ、しっかり休んでからでも遅くないって」
魔道士の意見に同調する盗賊。
こうなるとパーティー内の多数派は魔導士の方だ。
「お前たちがいいなら、別に構わないけどよ……」
2人の意見を受け止めつつも、どこか本意ではなさそうな勇者。
出来る限りリスクを小さくしたいのは、リーダーたる勇者からすれば至極当然のことだろう。
「万が一のことがあっても大丈夫ですから。加護もありますし……ね?」
女神の加護……パーティーが全滅しても復活することができる。もちろん魔導士1人に事が起きても同様である。
そして、教会はすぐそこなのだ。
勇者が単身で突撃する際に言い訳に使っていた言葉を、今は魔導士が使っていた。
「それに……できれば他の冒険者が少ない午前中に、身を清めてから行きたいですし」
胸をかばうように抱えながらダメ押しの一言を呟く。
冒険者たちが帰還しているこのタイミングでは、教会へと向かう者も少なくない。
通りを歩くだけでも注目を浴びてしまうのだ。この身体を、人目に晒したくないというのは説得力のある言い分だった。
じっとりと汗や母乳で濡れた乳房を洗うのも、間違いなく必要なことだろう。
そこまで言われると、勇者としても押し切るわけにはいかなかった。
「わかった……じゃ、今日は宿屋で風呂入って寝るか」
「はい、ありがとうございます」
頭を下げる動きにつられて、また爆乳が揺れる。反射的に目を反らす勇者。
その様子をみて、魔導士の胸の内にふつふつと湧き上がる欲望。
「っ……♡」
仕切り直すように進む勇者の後ろを歩きながら、ビキニの内側で母乳が噴き出した。
◆ ◆ ◆
すぐに宿屋を見つけ、一泊することにした勇者一行。
人やモンスターがやってこない場所も、安全を確保された空間も、とても久しぶりのように感じる。
普段から冒険を繰り返している彼らにとって、宿屋での一泊など日常の一部であるはずなのだが……今回はあまりにも色々なことが起き過ぎた。
移動や戦闘に支障をきたすほどではないとはいえ、じわじわと精神的に負荷がかかっていたようだ。
息をつける場所というのは、やはり大事なのだと痛感させられる。
そして、宿泊できるということは1人の時間も確保できるというわけであり……。
シャアァァァ……
白く濁った水流が、きめ細かな乳肌の上を流れ落ちていく。
谷間や下乳まわりの蒸れていたところを、冷たい水が不快感ごと洗い流してくれる。
いつも以上に心地いい、浴室でのひととき。
勇者も盗賊も、真っ先にシャワーを使わせてくれた。
母乳まみれになった身体を洗うのは、誰がどうみても必要だったのだろう。
「ふぅ……」
魔導士は息をつきながら、鏡に映った自分の姿を見つめる。
まず目に入ってくるのは、上半身を占拠する乳房。
(やっぱり、大きい……)
形よく前にせり出しているにもかかわらず、胸板から悠々とあふれ出すようなボリュームで、下乳はへそ上までせり出している。
鏡に対して正面を向くように存在感を放っているのは、ぼってりと充血した乳首。
親指よりも太く、自分が武器としている剣の柄くらいありそうだ。
乳輪に至ってはその何倍もの直径をしており、両手で隠しきれない面積となっていた。
それでも乳房が大きすぎるがゆえに、白い乳肌との対比は普通の乳房の範囲内に思えてしまう。
あまりにも巨大で、柔肉の詰まった爆乳。
ムチッ!
変貌したのは胸だけではない。
胸に邪魔されて見えていなかったが、下半身にもかなりの肉がついていた。
立っているだけなのに、正面からでも尻肉の存在が分かるほどの巨尻。
腰から下の輪郭が急激に左右に広がり、むっちりと丸みを帯びながら極太の太腿へと続いている。
そして……女になった顔。
美人でありつつもどこかおっとりとした印象の顔立ちは、牛娘という豊満な肉体を象徴しているようにも思える。
どことなく残った面影からどうにか自分の顔だと認識できるが、側頭部からは牛らしい角が伸びているし、耳も垂れつつ毛が生えている。
「これが、私の身体……」
女性にしては体格が良く身長もあり、そこにこれでもかと詰め込まれた雌としての肉。
全体的に皮下脂肪がついて柔らかそうなのも、牛娘らしい印象を加速させていた。
今さっき浴びたシャワーの水滴が白い肌を飾るように光を反射してきらめいて見える。
女性的な魅力を詰め込んだ、艶めかしい肢体。
ズクッ
「んっ……」
牛娘となった身体はシャワーの水流に爽快感を覚えつつも、同時にその刺激で甘く疼いていた。
1つの欲求が胸の内で膨れ上がる。
(……出したい)
街が近づいてからは、人目もあってまったく搾乳できていなかった。
道中では何度も出し切っているのだが、爆乳の内側では牛娘らしく乳腺がフル稼働しており、すでに胸はぱつんぱつんに張っている。
形よく前に突き出している乳房の輪郭は、内側に母乳が詰まっているためでもある。
疼きも、胸の内側が張っているような不快感も、身体が完全に牛娘のそれになったのだということを実感させられる。
魔導士は母乳で張ってきた乳肌へと手をあて、搾ろうとして……止めた。
(出すべきなのは、ここじゃないですよね)
1人で搾っただけでは気持ちよくなれない。
身体が求めている行為も、ここで母乳を搾ることではなかった。
やることは、もう決まっている。
鏡に映った自分の顔が、妖しく笑みを浮かべていた。
パーティーとして活動しているため、宿屋では3人とも同じ部屋だ。
普段は気にすることのない、いつも通りの習慣。
女性となった魔導士がいるこの状況では、気まずくなりそうなものだが──
「久しぶりのベットだ~!」
……勇者は微塵も気にしていなかった。
歓喜の声をあげながらベッドへと飛び込み、大の字になって寝転がる。
石の床でも平然と寝られる勇者だが、やはり良い寝床には喜びもひとしおらしい。
「あとはネルだけだし、しっかり休もうぜ」
汗も流したし、買い出しなどは明日以降にすればいい。
もう、今日やるべきことはない。
こういうときは、明日に備えて体力を回復するのも冒険者としての務めだ。
「じゃあ、また明日な」
「ええ、おやすみなさい」
勇者はベッドに横になると、すぐに寝息を立てはじめた。
こうなったら、朝になるまで起きないだろう。
図太さと寝つきの良さが、今の魔導士たちにとってはありがたかった。
「「…………」」
盗賊と魔導士は、無言で見つめ合う。
奇妙な空気と沈黙が辺りを支配していた。
「あー、えっと……」
何と声をかければいいのか分からず、気まずそうに、言い淀む盗賊。
ただ、その目がチラチラと胸を見ているのは視線で丸わかりだった。
勇者を説得してまで宿屋に来たのだ、目的はお互いに理解している。
一晩、気兼ねなく魔導士の母乳を堪能できる……盗賊にとっても悪い話ではない。
ただ、勇者を騙してまでこっそりとするこれからの行為に後ろめたさがあるのだろう。
聡い魔導士はそれらも含めて理解しつつ、盗賊の理性や背徳感を、優しくほぐしてやる。
「おっぱいが疼いちゃって……手伝ってもらえません?」
魔導士は誘うように笑みを浮かべ、ビキニに包まれた胸を抱え上げるようにダプンと揺らす。
視線がそこに注がれているのを感じながら、乳房の谷間を強調するように盗賊へと近づいていく。
……しかし、返ってきたのは予想外の反応だった。
「いや、やっぱりこれ以上飲むのはまずいかもなって……」
迫ってくる魔導士を制するように両手を前に出す盗賊。
意外にも、まだ欲望に抗おうとしているようだ。
盗賊はサラシの巻きつけられた自身の胸に触れ……
「その……胸も限界でさ」
ブルンッ!
サラシをほどいた途端、内側から褐色の塊がまろび出た。
道中で見たときよりも、何倍も大きくなった乳房。
かなりキツく縛っていたのだろう、道中に何度も授乳を繰り返す中でじわじわと進行していたのが、外からは見えていなかった。
そして今、倍増したボリュームが一気に本来の姿を取り戻したのだ。
「さっき身体を洗ってて気づいたんだ。これ以上飲んだら、俺どうなっちまうのかなって……」
小柄な彼の手のひらに収まりきらないサイズの乳房。
巨乳と呼べるだろうボリュームの肉量は、どう見ても男だった盗賊につくべきものではない。
変質していく自分の肉体を目にしたことで、理性が復活したようだ。
簡単に流されないあたり、勇者パーティーに所属するだけある。
呪いを直接受けたわけではないのも、魔導士との差があるのだろう。
「大丈夫ですよ」
ドブルッ!
ただ、魔導士の方もこれぐらいで退くつもりはない。
これから1人で悶々と搾乳する気など、到底なかった。
ビキニを外して、巨大な乳房を見せつける。
「私のおっぱいに比べたらずっと小さいですし」
「ひゃっ!?」
ムニュ
ずいっと身体ごともたれかかる魔導士。
その大きさを比較するように、お互いの乳房を押しつけ合う。
盗賊の胸が巨乳になったとはいえ、規格外のボリュームをした魔導士のウシ乳と比べると小さいように思えてくる。
どちらかといえば、その乳輪のサイズといい勝負な程度だ。
「呪いの影響はわずかと言っていいでしょう」
むにむにと押しつけられる乳肉。
感度の上がった盗賊の乳首が、その倍以上大きな乳頭に押し潰されて淡い快感を放ち、魔導士の言葉とともに染み込んでくる。
「1人で搾っても苦しいだけですし、助けると思って」
圧力でわずかに乳首から母乳が垂れ、乳輪のピンクを白く濡らしている。
甘いミルク臭が盗賊の脳髄を揺さぶってくる。
「明日には元に戻るんですから、ガマンするのも良くないですよ」
「…………」
彼女の乳房に視線がくぎ付けになり、ゴクリと喉を鳴らす盗賊。
理性を働かせたところで、喉の渇きは止めようがない。
彼はどうしようもないほどに、魔導士の乳房の虜になっていた。
「頑張ったんですし、今夜くらいは自分に正直になって」
「あっ……」
両腕を使ってもあふれ出す、あまりにも巨大な乳肉。
しっとりと湯あがりの乳肌が密着しながら、甘い匂いに包み込まれる。
弛緩していく盗賊の身体を抱き寄せ、そっと谷間に顔をうずめさせる。
「思いっきり、愉しみましょう?」
先のことは今は忘れよう。
ただ、目の前の乳房と快楽を貪ろう。
思考がミルク色に染まっていく。
盗賊の最後の抵抗は、あえなく圧倒的な乳房の前に押し潰された。