先行公開 コミッションss『画面の向こう側へ』
🕑 Added 2023-09-27 14:01:49 +0000 UTC
Skebにて書いた、ふたなりサキュバス化のssです。
約14000字、10月中にpixivにも投稿します。
先に進捗で公開していた、もう1本の依頼(筋肉)も進行中です。できるだけ早めに投稿します。
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SACUYA
《Kumaruさん、起きてます?》
日が沈み、空がどんどん暗くなっていく夜への入り口。
自宅でのんびりとパソコンで動画やイラストを漁りつつ自分の時間を楽しんでいたところへ、そんなダイレクトメッセージが送られてきた。
相手はSACUYA。VRチャット、その中でもサキュバスに特化したサーバーで知り合ったチャット仲間だ。
対してKuamuとは自分のハンドルネームである。
Kumaru
〔起きてますよー、どうしました?〕
SACUYA
《いや、ちょうどKumaruさんの家の近くのホテルに泊っているんですよ》
Kumaru
〔マジすか、じゃあ食事でもどうです?〕
彼……SACUYAとは、たびたびオフで会っている間柄だ。
とはいえネットを介した同好の士のため住んでいる県が離れており、イベントや約束をしないとなかなか会えない。
ゆえに、こういうタイミングは逃さないで誘ったのだが……。
《いまコスプレ中で、外出られないんです》
〔コスプレ?〕
予想外の返事に、思わず聞き返す。ホテルにいるのにコスプレ中……そういう同人イベントに参加してきたのだろうか?
いや、そうするとコスプレしたまま帰ることになるからおかしいし……。
『画像ファイル』
30秒ほど時間をおいて、1枚の画像が送られてくる。
タップして表示されたのは、薄暗い部屋の中だった。
生活感のないシンプルな内装からして、ホテルの一室なのだろう。暗がりの中に、うっすらベッドとカーテンがみえる。
しかしそれよりも目を引く主役が、画像の中央に写っていた。
「!?」
血の気を感じさせない、艶やかな青い肌の女性。
自撮りなのだろう、画面に向かって腕が伸びており、手足や顔の大部分は見切れてしまっていた。
綺麗な画角とはいえないが、それでも見惚れてしまいそうなほどに抜群なプロポーションの肢体。
上端にわずかに映っている、薄い笑みを浮かべた口元。顔が見えなくても、美貌であることは容易に想像がつく。
そして、この姿には見覚えがあった。
〔すっげ!?アバターのまんまじゃないですか〕
VRチャットで、性癖のままに作ったのだと自慢していたSACUYAのアバター。
その3Dモデルが忠実に再現されていた。
むしろ解像度やポリゴン的な上限がないゆえに、現実感とクオリティがすさまじい。
《いやー、願いが叶っちゃいました♪》
性癖を詰め込んだ姿になれたのだ、SACUYAが喜ぶのもわかる。
胸は両手で掴みきれないほどの巨乳で、艶やかで青い乳肌の頂点では紫色の乳首が鎮座している。くわえてそれらを貫通するように、リング状の乳首ピアスが着けられていた。
二の腕や下腹部にはハートマークを模したデザインのタトゥーが入っており、詰め込まれた性癖やこだわりもかなりのものを感じる。
VRチャット内でも完全な裸というのは流石に見れないため、ここまで淫靡な姿を写真で拝めるというのはkumaruにとっても思いがけない幸運だったといえる。
ただ……。
(これ、どうやって着てるんだ?)
彼の中には疑問も浮かんでいた。
コスプレなわけだから、全身を覆う着ぐるみのようなもの……だと思うのだが、しかしこんなに精巧なものは聞いたことがない。
そしてもう一つ、人工物であることを否定するような存在がある。
ハリのある太ももの間に、だらりと垂れ下がった男性器。
見慣れている形状ではあるのだが、それはあまりにも大きく、巨根という表現では物足りないほどのサイズをしていた。
片手で掴みきれそうにない太さに、膝のすぐ上あたりまで達している長さ。
艶やかな肌の色を濃縮したような肉茎の先で、ズルリと剥け上がった亀頭は毒々しい紫色をしており、鈴口からは半透明の液体がトロリと滴っている。
(……まぁ、後で聞けばいいか)
細かいことを気にしても仕方がない。
あまり沈黙しても変に思われるだろうし、この姿が美しく魅力的なことに変わりないのだ。
〔それにしてもすごい身体ですね……サイズはどんくらいあるんすか〕
高まったテンションとともにコメントしつつ、冗談半分で聞いてみる。
普通の女性とは比較にならないほどの豊満な肢体。
青肌や股間についてはさておき、グラビア写真だって撮り放題だろう。
《胸は97センチで、股間は……勃ってないと22センチ》
《勃起すると40センチくらいかな?ちょっと反ってるから誤差あるかも》
「すっご……」
画面に表示されたその数値に、感嘆混じりの声が漏れる。
下心がいくらかあったのは否定しないが、股間のサイズまで教えてもらえるとは思っていなかった。
〔最高じゃないですか〕
《でも、ここまで大きいと、重いし揺れるんですよね~。それ以上に気持ちいいんですけど》
〔ん?気持ちいい?〕
理想のアバターの姿にコスプレして、興奮しているという意味だろうか。
しかし、あの艶めかしい肉体を見てしまうと、何か別の意味のように思えてくる。
《ええ、今も自分の体をオカズにシコりたくなるくらいで》
シコる……性癖話をするときには使うこともある単語だが、自撮りと会話の中に織り交ぜられてくると妙な背徳感がある。
《このチンポになってから、シゴくのにハマっちゃって……何発も射精せますし》
〔ちょ、ちょっと待ってくださいよ、着ぐるみ……です……よね?〕
自分で書いていても不安になってきて、語尾を誤魔化すように三点リーダーで伸ばして送る。
さきほどから画像を何度も見返しているのだが、どう見ても着ぐるみのようには見えないのだ。
しかし常識の中に浸かっている理性は、そんなことはあり得ない、あくまでコスプレのはずだと訴えている。
《全部、本物ですよ。興味があるならこっちに来てみます?》
《この身体もくまなく見せられますし、Kumaruさんも好きでしょう?ふたなりサキュバス》
奇妙な沈黙が流れる。
いや、正確に言うならば、突然の情報量にどう返せばいいのか分からない。
今さっき送られてきたサキュバスの姿が、本物の生身?
突拍子もない書き込みに、どこから理解すればいいのかも分からず思考がフリーズする。
(この姿のSACUYAさんと……会う?)
ひとまず細かいところはいったん無視して、問いかけに答えることに集中する。
淫魔の姿にふたなりチンポ……興味がないわけではない。
サキュバスVRのサーバーに入り浸っている時点で、自分もサキュバス自体が性癖である。それはSACUYAも分かっているはずだ。
つまり、それを承知の上で誘ってくるということは……
〔これ、エロいことする流れですよね〕
《元からそのつもりですよ》
即答だった。
画面を凝視して、しばらく固まる。
オフパコ……あまり現実感がないというか、自分に縁などのない話だと思っていた。
VRという環境が新しいから知らないだけで、オフ会からのエロい展開というのは意外とありうる話なのかもしれない。
だとしても、Kumaruが誘われているこの状況は、あまりに特殊なケースだろう。
〔いやー、でも知ってる人ですし、ちょっとまだ信じられないというか……〕
理性と常識が、分厚い警戒感となって彼の行動を阻んでいた。
よく分からないことだらけだが、下手なことを言って相手との関係を悪くしたいわけでもない。
やんわりと遠回しに、会わないような方向で会話を進めようとしたKumaruだったが……。
《私の画像みて、勃起してるでしょ》
こちらを見透かしたような一言が送られてくる。そして、図星だった。
性癖を形にしたようなふたなりサキュバスをみて、無反応でいられるわけがない。
画像を見ているだけでも、今までにないくらい興奮しているのだ。このやり取りがなければ、そのままオカズにしていてもおかしくない。
好奇心と性欲が、画像の中にある身体を求めている。
(い、いざとなったら帰ればいいだけ……なんだよな)
SACUYAがいるホテルとの距離も遠くない。歩いて10分もしないうちに着くだろうし、引き返すのも簡単だ。
一度断ろうとした彼だったが、その気持ちは流されつつあった。
《ヤらなくてもいいんで、ふたなりサキュバスをオカズにして見抜きしてってください》
『動画ファイルが送信されました』
心変わりを後押しするように、SACUYAから送られてくるメッセージ。
今度は動画が添付されていた。
再生ボタンを押すのに、時間はかからなかった。
『…………』
わずかにノイズのような環境音が聞こえてくる。
画面に映るのは、スマホで自撮りをしながら歩いている、SACUYAらしき青肌のサキュバス。
やはり作り物にしては、やけにリアリティがある。
青い肌の上を汗が流れているのに気づき、それがどう見ても生肌であることにゾワリと背筋が震えた。
廊下を抜けて、小さな部屋に入る青肌サキュバス。
(やっぱり本物……だよな)
VRの世界でもアバターは動くのだが、どうしてもポリゴン的な限界がある。
しかし背景にあるのはどうみても、現実のホテルの浴室だった。
浴槽の縁にスマホが置かれたのだろう、軽い振動とともに画角が固定される。
やはり顔は見切れているが、流れるような動きに細かな動作はCGや3Dモデルでは到底表現できないだろう。
ちょうど下半身が画面によく映るような姿勢で、浴槽に向かって立つ。
そして股間へと手を伸ばし、ゆったりと撫でるように肉棒をさすりはじめた。
刺激に呼応するように、陰茎が徐々に持ち上がっていく。
ネットに転がっているオナニー動画のような……しかし、その姿と巨根ぶりはレベルが違う。
怒張した肉竿は太さと長さをさらに増して、腕に匹敵するレベルに。
画像の時点で垂れていた先走りが、まるで締め切ってない蛇口のようにダラダラと流れ落ちている。
『クチュ、ヌチュ、ヌリュ……』
両手を使って、亀頭を中心にこねくり回していく。
溢れだした先走りをローションのように肉茎に塗りたくり、しごくように前後させながら自らの性器を責め立てる。
ぬらついた肉竿は気持ちよさそうにビクビクと震え、ゴプリと大量の先走りを溢れさせる。
『グチュッ、ヌチュッ、グチッ、グチュッ!』
しごく動きは激しさを増してゆき、浴室に粘ついた水音が響く。
フィニッシュが近いことはその様子だけでわかった。
そして艶やかな肢体が、わずかに強張って──
『ドブルルルルッ!』
肉棒から一気に白いものが噴き出した。
スマホのカメラごしにはっきり聞こえるほどの、ビチャビチャと浴槽に貼りついていく精液の音。
精液を放ちながらビクビクと震える腰も、どうみたって本当の肉体にしかみえない。
擬似的な精液を用意して、ポンプとかで射精してるように見せている……普通ならそんな想像をするところだが、映像から伝わる生々しさがすべてを否定していた。
『ドブブッ、ビュルッ……トプッ……』
長く大量の射精のすえに、肉棒はゆっくりと鎮まっていく。
まだ半勃ちのままだが、青肌の彼女は股間をしごく手を止め、こちらへとかがみながら近づいてくる。
スマホの状態を確認しているのだろう、画面の上端から口元が見えてきた。
まだ、顔は見えない。
濃い緑色に彩られた艶やかな唇が、誘うように笑みの形に歪む。
『398号室』
『一緒に、この浴槽をいっぱいにしましょう❤』
脳裏にしみついて離れなくなるような、甘くねっとりとした声音。
動画はそこで終わっていた。
「っ……!」
考えるまでもなく、身体が動いていた。
ろくに荷物も持たないまま家を出る。
〔今から行きます〕
できるだけ動揺が書き込みに現れないように、手短に送った。
辺りはすでに暗くなっていたが、ホテルの位置はすぐにわかった。
ズボンを張り詰めさせた股間を刺激しないように、しかし急ぐようなるべく早足で歩く。
「ちっ……」
交差点の信号が赤になる。
タイミングの悪さに苛立ちが募るが、しっかりと握りしめていたスマホから通知音が鳴った。
『動画ファイルが送信されました』
画面を開くと、またSACUYAからの動画が送られてきていた。すぐにタップして再生する。
映っているのは、さっきと同じ浴室だった。
先ほどの動画の続きなのだろう。浴槽の縁にはさきほどの射精の跡がべったりとついている。
そして、同じ位置に立つ青肌ふたなりサキュバス。
精液に濡れた肉棒を愛おしそうに撫で上げると、準備は万端だとばかりにビクビクと小刻みに跳ねる。
しなやかな指が肉棒をがっしりと掴み、またグチュグチュと水音を立てながら激しくしごいていく。
射精したばかりだからなのか、両手の動きに合わせて粘度の高い白濁した液体が鈴口からダラダラと溢れだす。
『ドブルルルルッ……!』
ふたたびの射精。
噴き出す白濁は、さっきよりも濃厚にみえた。
浴槽の壁についた、ゼリー状の塊。
『一緒に、この浴槽をいっぱいにしましょう❤』
さきほどの言葉が脳裏に蘇る。
小さめのユニットバスとはいえ、これを満たすには相当な量が必要だろう。
しかし、それなのに、2回の射精だけでもう浴槽の底が見えなくなっていた。
(どうみても……リアルだよな)
あまりにも現実離れしているのに、画面に映っているものは本物だ。
べったりと白濁にまみれた手と、誘うような笑み。
異様なこの映像を見て……
「っ……!」
Kumaruは、興奮していた。
もともとサキュバスが性癖だったのはあるが、今まで見てきたサキュバス作品たちの中でも群を抜いていた。
あまりにも魅力的な、画面の向こうにいる存在。
腕に匹敵しそうな太さの男性器すら、あのまま部屋にこもっていたらオカズにしていただろう。
おそらくだけど、何発もヌいて、それでも満たされない疼きのままに股間をしごいていたのは間違いない。それだけの妖しい魅力に満ちていた。
(あ……急がないと)
気付けば信号は青くなっていて、急いで横断歩道を走り抜ける。
ホテルに向かっていて良かったとすら思う。
今、この映像をみてもなお自慰せずに歩いていられるのは、SACUYAのもとへ向かっているという事実と、我慢して足を動かした先に、この映像の張本人がいることへの期待のお陰だ。
もう彼にとって、知り合いかどうかすらも些末なことだった。
性別がどうこうというより、画面に映ったサキュバスそのものに魅了されている。
気づけば歩行者用信号が青になり、急いで先へ進んだ。
『動画ファイルが送信されました』
『動画ファイルが送信されました』
『動画ファイルが送信されました』
数分おきに送られてくる動画ファイル。
自分の我慢の限界が来る前に会わなければと、急ぐ足にも力がこもる。
ホテルに入って、すぐにエレベーターへ。無人のそこに乗り込み、あまり時間もかからず3階に着く。
エレベーターが開くと、無機質な廊下と左右にドアがずらりと並んでいた。
ありがたいことに、他に人はいない。
「はっ……はぁ……うぐっ……」
荒くなっていく呼吸を、無理やり押さえつけるように浅くしながら進む。
まったく同じ形状のドアを通り過ぎるたび、心臓の高鳴りが激しくなっていく。
372……373……374……
一つずつ増えていく部屋番号が、画面に記された数字へと近づいていく。
あまりの興奮で、足が震えているのが自分でもわかる。
395……396……397……
398
「ここだ……!」
画面に記された数字と、部屋の番号を何度も見返す。
チャイムがついていたので、一回押して反応をみるが、数秒しても静寂のままだった。
……2回目を押そうとして、手を止める。
もう待ちきれない。許可はもらっているのも同然なのだ。
ガチャ……
震える右手でドアを開ける。施錠はされていなかった。
ゆっくりとドアが開き、隙間から湿った空気と形容しがたい臭気が溢れだす。
奥にある空間が視界に入ろうとしたことろで──
ニュッ
「!?」
開かれたドアの間から、艶やかな青い手が伸びてくる。
そしてKumaruの手首をがっしりと掴んだ。
「え……うわっ!?」
理解する間もなく、掴まれた腕を強い力で引かれる。
半開きになったドアの隙間を、ぎりぎりすり抜けるようにして部屋の中へと引きずり込まれた。
自分の後ろでドアが閉まる音がする。
「いや、さくやさっ……ちょっと待って……!」
部屋の中は電気が消えており、薄暗い空間が広がっていた。
しかしKumaruは腕を引かれるままついていくのがやっとで、周囲を観察している余裕はない。自らの手首を掴んでいる青い手だけがはっきりと視界に入る。
ただ掴まれている感触も、やはり着ぐるみではなく生身の手そのものだった。
ここのホテルは、ベッドの他に洗面所などの最低限のエリアを確保した造りになっているようだ。
そして浴室はドアから入ってすぐの所にあった。
ガララッ
曇りガラスのような独特の引き戸が開かれると、湿度がさらに増して全身にまとわりつくような空気が押し寄せる。
薄暗い中に映るそこは、動画で見た場所だとすぐに分かった。
「っ……!?」
同時に感じたのは、硫黄の凄まじい温泉でも引き込んでいるような、鼻の粘膜にまとわりついてくる匂い。
性的な行為の後にふわりと鼻をつくそれを、何十、何百倍にも濃縮したかのような、強烈な性臭。
その発生源が、彼女とその足元にある浴槽の中身であることにはすぐにわかった。
ドロリとした白濁で半分ほど満たされたバスタブ。
グププッ……
Kumaruをここまで連れてきた張本人は、その中に足を踏み入れる。
ずっと背を向けていた彼女は浴槽の中で振り向き、ついに彼と相対した。
歓迎するように両腕を広げ、妖しく笑みを浮かべる青肌の淫魔。
「いらっしゃい」
甘く艶やかな声とともに、動画でもみた笑みを浮かべる。
一糸まとわぬ裸体は、性的な魅力そのものを具現化したような、完璧なプロポーション。
むっちりとハリのある太もも、正面からでもボリュームが伝わってくる尻……適度に肉感がありつつもくびれた腰の上で、形よく前にせり出した美巨乳がフルンと揺れる。
青肌の中でいっそう映える濃紺の長髪が背中を流れ、側頭部からはねじ曲がった一対の角が生えている。
そして、動画では映っていなかった顔。
その身体の持ち主として相応しい……想像以上の美貌だった。
大人の女性としての魅力の詰まったその顔を彩るのは、ケバいくらいに濃いアイシャドウとカラーリップ。
普通なら過剰にも思えるメイクだが、しかし彼女の容姿とこの場の匂いには、これ以上ないほどに合っているように思えた。
「ふたなりサキュバスの姿、気に入ってくれた?」
軽く身体をひねって、全身を見せつけてくるSACUYA。
それはVRチャットで何度も会っている「彼女」の動きと同じであり、そしてあまりにもリアルな光景だった。
呆然として見つめるKumaru。
「ほら、私で抜くなら服を脱がないと」
呆然と立ち尽くすKumaruを促すように、甘く艶やかな声が浴室に響く。
目の前に、待ち望んだ相手がいる……すでに思考などまともにできないが、その声に従うばかりだ。
ぶるっ
ズボンからまろび出る、自らの男性器。
すでに勃起してテントを張っていたそこが布の圧迫から解放され、斜め上を向いてそそり立つ。
男性の中では平均的か少し大きいくらいのサイズではあるが、目の前の彼女の股間から生えた規格外の逸物と比べるとあまりにも小さく劣等感を覚えてしまう。
それでいて、どうしようもなく腕ほどもある巨根に発情してしまう。
彼女の精液にまみれた濃厚なオスの匂いを吸い込むたび、股間がさらに滾ってガチガチにそそり立つ。
「ほら、好きなだけシコっていいのよ?」
頭の後ろで腕を組み、腰をくねらせて劣情を煽るようなポーズをとるSACUYA。
サキュバスとしての魅力を際立たせる、うっそうと毛の生えた腋が晒されて、浴室を満たす匂いもいっそう濃くなっていく。
「はっ、あっ、んっ……」
シュッ、シュッ、シコッ!
衝動のまま、身体が動いていた。
目の前のサキュバスを食い入るように見つめながら、自分の股間を夢中でしごいていく。
何度も動画を送られ、ここに来るまでずっとお預けされていた肉棒は、待ち望んでいた彼女の姿と自慰に歓喜しながら手の中でビクビクと跳ねる。
快感が下半身を満たしてゆき、熱い塊が下腹部から一気に押し寄せて──
「うっ❤」
ビュルルッ!
溜まりに溜まった性欲を吐き出すような射精。
いつもよりも大量で長く、快感も今までにないレベルだ。
しかし、浴槽からしてみれば微々たる量でしかない。
白い迸りはそのまま浴槽の底に落ち、SACUYAが貯めた精液に飲み込まれて見えなくなる。
「じゃあ、私もシコろっかな」
SACUYAは両手を股間へと伸ばしつつ腰を引き、亀頭を斜め下に向ける。
両手で竿をがっしりと掴み、Kumaruに見せつけるように、オナニーをはじめる青肌サキュバス。
映像のときとは違う、目の前での光景。
息遣いや、吐息まじりの喘ぎまで鮮明に感じられる。
「んっ❤」
ドブルルルリュ……!
重々しい水音とともに、自分のものとは比べ物にならない大量のザーメンが浴槽に注がれた。
圧倒的な射精と、豊満な女体を揺らしているその姿のギャップに、頭がクラクラしてくる。
「ほら、もっと近くでシましょう?」
ふたなりザーメンでべっとりと濡れた手でこちらへ来るように促してくる。
誘われるがまま、浴槽の中へと入るKumaru。
足がズプズプと精液に埋もれていく。しかし、白濁は彼を歓迎するように暖かくねっとりとまとわりついてきた。
小さめの浴槽ゆえに、2人が立つとかなり狭い。
身体が触れ合ってしまいそうなほどで、SACUYAが顔を近づけてきて……
チュ……
「んむっ!?」
唇が覆われる。
キスをされているのだと理解するのとほぼ同時に、唇をこじ開けるように舌が入ってくる。
チュプ、ジュルルッ、グチュ……
敏感なところを舌先でくすぐり、口蓋を舐め上げ、歯茎をなぞる。
長くヌラリとした彼女の舌が、粘膜を舐るように貪り、甘ったるい彼女の唾液を流し込まれ……経験したことのないレベルの性技の数々に、ただただ翻弄される。
声を上げようにも、口腔を蹂躙されていて息を吐くことすらままならない。
快感に痺れ、蕩けきった口端から、涎がつぅっと流れ落ちる。
ドブリュリュッ!
「っ!?」
唐突に、口ではなく腹部のあたりに熱いものが当てられた感触が走る。
キスをして密着した下半身、そこに彼女の精液がぶっかけられたのだと理解する。
熱くぬらついたふたなりサキュバスのザーメンが、自分の肌に張り付きながらドロリと垂れていく。
その感触を味わうだけで、ゾクゾクと仄暗くねっとりとした悦びが下半身から這い上がってくる。
「……?」
自らの股間から噴き出す白濁を眺めつつ、ふと疑問を抱く。
さきほどから何回も達しているのに、自らの男根は萎える様子がない。それどころか精液の量が増えているようなのだ。
何かこう、人間としておかしくなっていくような……。
「もっと強い刺激、ほしいでしょ?」
しかし、目の前で性欲を煽るように振る舞う彼女を見るだけで、そんなことはどうでもよくなっていく。
ろくに頭も回らないし、まだイキたい、ヤりたいと、全身と目線で肯定する。
SACUYAは笑みを深め、片腕を持ち上げながら近づいてくる。
そして後頭部に腕を回され、一気にその腕の付け根へと顔が引き寄せられた。
「むぐっ!?」
鼻と口に押し付けられる、彼女の腋。
雌の体臭を煮詰めたような甘ったるさにくわえて、それらが飽和して発酵したようなツンと鼻の奥にくる酸っぱい匂い。
しかしチンポは言葉にできないほどに興奮して、しごいてもいないのに濁った先走りをお漏らしする。
息を吸おうとすると、濃密なその臭いが鼻腔から頭に直接流し込まれてくるようだ。
「そのまま、じっとしててね」
限界寸前のペニスだが、しかしSACUYAは見つめるばかりで手で触れる様子はない。
ギュッ
「うあっ!?」
SACUYAはそのまましゃがみ込み、肉棒をその腕の付け根で挟み込んだ。
腋コキ……知識としては知っていたが、まさか現実のプレイでされるとは。
腋汗で湿った肌がヌチュヌチュとまとわりついて、まるで女性器のように射精を促してくる。
彼女の汗と匂いがしみ込んでくるような感覚を覚えながら、ガクガクと震えて砕けそうになる腰を踏ん張り、快感の中で姿勢を維持する。
「ああぁっ❤」
そして、限界とともに射精。
彼女の身体ごしに、白濁液がまき散らされているのが見えた。
「匂いが染みついちゃった」
自分の股間から匂い立つ、濃厚なオスとメスの混じり合った臭い。
SACUYAは嬉しそうに顔を近づけて、すんすんとそれを嗅いでいる。
「美味しそうな匂いだし……んっ」
そのまま飴でもしゃぶるかのように、軽く首を伸ばして男性器を咥え込んだ。
「んっ、ふっ……じゅっ、じゅぷっ」
緑色のリップが肉棒を前後していく。
ペニスに吸いつくように粘膜が密着し、舌が変則的に刺激を加えてくる。
ねっとりと嬲られているような口淫に、耐えきれるはずもなく……。
「うくぅっ❤」
ドビュルルルル……ッ!
何発目か分からない射精。
先ほどからやけに大量になった精液が彼女の口腔に放たれる。
SACUYAはそれを一滴も漏らすことなくすべて受け止め、喉をごくごくと鳴らして飲み込んでいく。
射精が落ち着くまでずっとペニスを咥えていた彼女だが、ニタリと笑みを浮かべながらゆっくりと首を引いていく。
緑の唇からぬろぉ……と肉竿が顔を出す。
チュパッ
露わになる、唾液に濡れた男性器。
手首に匹敵する太さの竿に、握りこぶしほどありそうな亀頭。
「……?」
自分の愚息は、こんなに太かっただろうか?
度重なる絶頂と発情で鈍った頭が、ぼんやりと違和感を抱く。
しかし疑問よりも、SAKUYAさんと同じ立派なチンポになったという喜びが上回り、全身を興奮で満たしていった。
「素敵なチンポになったわね」
「ひゃっ❤」
SACUYAさんに褒められて、全身をぞくぞくとした歓喜が走り抜ける。
竿肌を撫でられただけで、先ほどの何倍もの快感がこみ上げてくる。
こんな素敵なチンポをくれたのだから、自分もお返しをしなければ。
彼女のふたなりチンポがデカすぎて浴槽内ではうまくしゃがめなかったので、いったん出てから奉仕しようとする。
ちょうどシャワーを浴びる空間、壁には大きめの鏡が備え付けられており、Kumaruの視界に自然と入る。
「あれ……?」
鏡に映った自分は、やけに中性的だった。
無駄な肉のないスレンダーな肢体に、血の気を感じない白くなめらかな肌。
股間からは前腕ほどもある巨根が垂れ下がり、ボタボタと精液を垂らしている。
まるでチンポだけ雄として成長し、それ以外からは男らしさが抜け落ちたような……。
彼女ほどではないが、そこそこ美しい顔をしている。
(これなら、フェラチオも沢山できそう♪)
もう、自分の肉体の変わりようを見ても違和感はない。
より素敵なお返しができる……それが今のKumaruには喜びとなっていた。
差し出されたSACUYAの逸物を前にしてかがみ、ゆっくりとキスをするように唇に触れさせて……。
「あむっ……んっ……」
極太のふたなりチンポを口いっぱいにほおばる。
熱くてパンパンに張り詰めた亀頭が口腔を満たしていく。
できるだけ竿にも奉仕しようと、喉もめいいっぱい使って刺激を加えていく。
「じゅぷっ、ちゅっ……んくっ……」
「ありがと、とっても気持ちいいわ」
先ほどのフェラチオに比べればぎこちない動きだったが、SACUYAからすれば素敵なお返しだったようだ。
自らが変えつつある相手が、自分から奉仕してきてくれる。
形容しがたい興奮……そして仲間が増えつつあるという事実に全身が歓喜し、達した。
「あんっ❤」
ドブルルルルルルリュ……ッ!
「んっ、んぐっ、ごくっ……んぶっ!」
先ほどのSACUYAのように、嬉しそうに喉を動かしていくKumaruだったが、徐々に余裕がなくなっていく。
浴槽を満たしているふたなりザーメン、その元凶たる彼女の射精量を、受け止めきれるはずもなかった。
「んぐっ……げほっ!えほっ……うわっ!?」
ドビュッ、ビュルルルッ!!!
むせた勢いで肉棒も口から抜けてしまい、白濁と唾液にまみれたふたなりチンポが反動でブルンと空中を跳ねる。
しかし射精の勢いは止まらず、噴き出し続けるそれを顔面に思いっきり浴びた。
べったりと肌に貼りつくふたなりザーメンを手で拭いながら、鏡の前に立つ。
「わぁ……!」
サキュバスのふたなりザーメンを浴びた顔は、完全に女性にしか見えない美貌へと至っていた。
さらに精液を拭った下から露わになる、けばけばしい緑のアイシャドウとカラーリップ。
まるで、SAKUYAの姿に似てきているような……
「もうちょっとね」
「あっ❤」
その彼女が後ろから抱きしめるように腕を回して、乳首を摘まみ上げる。
膨らみかけの胸、その頂点にある肥大化した肉の蕾をカリカリと軽くひっかかれて、身体をくねらせるKumaru。
喉まで精液が染み渡ったのか、気づけば甘ったるい雌の声で喘いでいた。
お互いに精液まみれのために、ヌチュヌチュと肌が滑り合い、ひときわ濃い匂いが鼻奥に広がる。
クニクニと刺激を加えつつ、、そのまま引っ張られていく乳首。
胸の肌が限界まで引っ張られて、これ以上は動かなくなる……はずだったのだが。
ドプンッ
「……え?」
乳首が前に動いた……ような感触があった。
下を見ると、彼女の手が押し上げている、ふっくらとした柔らかな胸の肉。乳房ができあがっていた。
形よくふるふると小刻みに揺れている2つの膨らみは、柔らかさとハリを感じさせ、雌としての肉体であると一目でわかる。
そして谷間から見えるはずの床を覆い隠すように、股関からずるりと伸び上がった己の男根。
オスとメスが混在した身体。
「エッチな身体になったわね」
嬉しそうに微笑みながら告げるSAVUYA。
その股間はKumaruの容姿に反応して、ひときわガチガチにそそり立っていた。
自分に興奮してくれるという悦びと、このふたなりチンポを味わいたいという欲望が同時に膨れ上がっていく。
Kumaruは浴室の壁に手をつき、後ろにいるSACUYAへ「お願い」する。
「挿れてください……❤」
誘うように尻を振りながら、柔肉がうっすらと乗った尻肉をかき分けるようにして両手で開き、中央にあるすぼまり……アナルを見せつける。
SACUYAのチンポを欲して、ヒクヒク震えているのが自分でもわかる。
パンパンに張り詰めた亀頭が、Kumaruの尻穴へと押し当てられ、熱さと硬さが伝わってくる。
そして──
ズブリュッ!
「あはぁっ❤」
熱くてぶっといものが、一気に突き込まれる。
全身が歓喜に震えて、メスの嬌声が喉から自然と溢れた。
ズチュッ、ヌチュッ、グチュッ、バチュッ!
「んっ❤あっ❤すごっ❤おおっ❤」
極太の肉棒が前後するたび、的確にメスとしての性感を叩き込んでくる。
まるで最初から性器だったかのように、ふたなりチンポを受け入れるアナル。
「おっ、んおっ、おほっ❤」
ブビュ、ビュルル、ドビュブリュリュッ!
自分が獣のような品性の欠片もない声で喘いでいるのかも、気にしている余裕などない。
あまりの快感に、肥大した男性器は何度も絶頂を繰り返し、一突きごとにドプドプと精液が垂れ流しになる。
浴室の壁をべったりと白く汚していく。
人間としての肉体では許容しきれない量の快楽で、すべてが塗り潰される。
「あっ、あっあ~~~~~っ❤❤❤」
もう、快感しか認識できない。
頭の中が真っ白に、全身が絶頂の波に飲み込まれていく。
「あっ……ひぁっ……❤」
完全に脱力しきった身体は支えを失って崩れ落ち、白濁で満杯となった浴槽の中へズブズブと沈んでいった。
夜も更けたホテルの一室で、SACUYAがスマホの動画を再生する。
画面の中に映っているのは、このホテルの浴室だ。何度も録画してきたこの場所だが、今までの映像とは異なり、すでに浴槽いっぱいに白濁した液体が満たされていた。
そして白濁の中から、ゆっくりと別の色が浮かんでくる。
まず見えたのは、鮮やかなショッキングピンクとビビッドパープルの髪。
精液の中でユラユラと揺蕩いつつ、空気中へと顔を出した所から精液を滴らせて頭の輪郭を描いていく。
外側にハネたくせっ毛に、左右一対の黒くねじ曲がった角。
顔まで見えたところで、ゆっくりと目が開かれ、一気に立ち上がった。
『ヌロォ……』
流れ落ちていく白濁と、その中から露わになっていく全身。
背中から伸びる黒い羽とSACUYAとお揃いの乳首ピアス。
肌も艶やかな青色で、ふたなりザーメンの白濁すらも映えてみえる。
SACUYAとは異なる印象の顔立ちだが、極上の美貌であることに変わりはない。
濃いグリーンのアイシャドウとカラーリップが淫猥な魅力を象徴するように彩っている。
『…………』
自分の身体を見下ろし、確かめるようにわずかに手や脚を動かしている。
腕を前後に揺らしたところで、紫色の腋毛がはみ出しているのが映る。
それに気づいた彼女は、ニヤリと笑みを浮かべた。
両手を頭の後ろにやり、両腋を見せつけるようにがに股になってポーズをとる。
ムワッ
自分の腋から立ち上る匂いを感じて、鋭敏になった嗅覚が甘美な刺激を脳に送り込む。
『んはぁ❤全身からスケベなニオイが立ち昇ってる……これがサキュバスの身体なのね❤』
腰を前後に振りながら悦に入っている淫魔。
股間から前方に伸びあがった、二の腕と同じくらいの太さのふたなりチンポがぶるぶると揺れる。
『……ふふっ』
スマホの画面がいくらか揺れる。おそらく撮影していた者が笑ったのだろう。
そして浴槽から出て、胸とふたなりチンポを揺らしながら近づいてくるピンク髪の淫魔を映して、動画は終わった。
「……どう?よく撮れてるでしょ」
ベッドに横たわりながら、SACUYAが隣へ問いかける。
動画を凝視していたのは、映像の中にいるサキュバス……Kumaruだった。
「こんなスケベな生まれ変わり方してたんだ、私」
自分の身体のエロさをうっとりと噛みしめるようにスマホの画面を見つめ、あのときの快感を反芻するように、そそり立ったふたなりチンポをしごいている。
SACUYAはスマホの画面を閉じて、そっとオナニー中の手を肉棒ごと制した。
「もう、見抜きでガマンする必要はないでしょう?」
マウントを取りながら、存分にセックスしようとを持ちかける。
ビキビキにそそり立った剛直が互いに重なり、亀頭がクチュリと触れ合う。
「できたてのおマンコ、犯し尽くしてあげる」
軽く腰を引いて、竿の下にある割れ目……ふたなりサキュバスの女性器へと狙いを定める。
Kumaruもそれを理解して、膣内が期待でキュンキュンと震えだす。
SACUYAは腰を突き込む直前に、性欲に満ちた笑みとともに告げた。
「ようこそ、淫魔の世界へ」
(了)