個人的な文章の書き方(15) 実践編:意味と単語の並び
🕑 Added 2022-07-29 13:04:50 +0000 UTC
お待たせしました。
これまで何度か自分の文章の書き方について説明してきました。
今回は、実際に書いている中で推敲したケースを紹介しつつ、自分の頭の中で考えたことを解説していきます。
これが正解というわけではないので、ご参考までに。
最初の文章はこちら。TSして自分の胸を見るシーン。
『机を見下ろすと視界に入ってくるのは、身体との間でたわむ、柔らかくて大きな肌色の塊』
この文章の場合、まず脳内にイメージされるのは「机」です。
ですがメインは「柔らかくて大きな肌色の塊」……すなわち乳肉なので、『机→身体→胸』という並びは机の存在感が強すぎます。
というわけで、机という単語の位置を変えることにしました。
『見下ろすと視界に入ってくるのは、机と身体の間でたわむ、やわらかくて大きな肌色の塊』
推敲した文章。
こちらは「見下ろす」という動作が浮かびます。机は文の真ん中あたりで、サブに徹してもらいました。
『見下ろす→たわんだ何か→胸』となり、すべてが主人公の身体が中心になるため、一貫性があります。ラストの胸描写に向けて、イメージが盛り上がっていく感じですね。
同じような文章でも、単語の並びを変えるだけでイメージやメインが結構変わります。
次の文章がこちら。全身をみての表現です。
『爆乳むちむち狐娘。痴女としか言いようのない姿でーーー』
インパクトのある短い文で、全体の印象を描いてもらう……そんな意図での表現でしたが、2行目が難しくなりました。
だらだらと解説を続けたくはないし、せっかくの一行目がぼやけてしまう。
というわけで、ここは「1つの文に統一する」という手法をとりました。
『和装痴女な、爆乳むちむち狐娘』
インパクトは残しつつ、服装まで表現することができました。
これで2行目からは別の描写に切り替えることができるので、テンポよく進めることができました。
似たような手法を使ったケースは他にもあります。
『中でも佐倉さんは後ろ姿でもすぐにわかる。
身長もあるし、筋肉で横幅も広いから余計に目立っていた』
この場合「すぐにわかる」「余計に目立つ」はほぼ同じ意味なので、1文にすることが可能です。
『中でも佐倉さんは身長もあるし、筋肉で横幅も広いから後ろ姿でもすぐにわかった』
もちろん2つの文章にして目立ってる感を強調してもいいのですが、さらっとテンポよく流す場合は、1つの文にまとめていいかなと思います。
こんな感じで色々と考えているうちに、どんどん時間が経っていくわけです(苦笑)。
ラストは、個人的なやらかし文章(途中で気づいた)。
『朝起きて、まずは起き上がる』
……2度起き禁止。
(了)