コミッションss『画面ごしの導き』(2)
🕑 Added 2024-11-12 10:02:44 +0000 UTC
あれから片付けてぐっすりと眠り、翌日。
いつものように出勤したのだが……その状態はいつも通りとは言い難かった。
「んっ……」
椅子に座っていても、妙に疼いて尻を揺らしてしまう。
(どうしたんだ……?)
今までだったら意識することもなかったアナルが、妙に気になって仕方ない。
ずっと切ないような、刺激を求めて訴えているような状態がずっとつきまとっている。
治まるかと思っていた違和感は消えることなく、延々と続いていた。
仕事帰り、駅には向かわず建物の中へ。
エネマグラを買ったあの店に入り、商品を物色していく。
目当てはもちろん、この身体の状態を解決できるアイテムだ。
(もっと大きくて、太くて……)
エネマグラはもちろん開発用の道具であり、前立腺まわりをピンポイントで刺激するようにできている。
しかし、今の身体が求めているものはそうではない。
より全体を押し拡げて圧迫してくれるような……もっと強い刺激が欲しかった。
この欲求を満たしてくれるようなサイズのもの、太さも長さもあって、アナル全体を開発し尽くしてくれるような──
「……あ」
目に留まったのは、男根を模した形のディルド。
これを欲しているかのように、ヒクヒクと尻穴が収縮する。
それ以降は、羞恥心と緊張であまり記憶が定かでない。
「はぁ……」
帰宅して自室の床に座り込んだ自分の手には、購入したディルドが握られていた。
衝動のままに買ってきてしまったが、見慣れないし触り慣れてもいないモノがあるのは尿な気分だ。
片手で竿の部分を掴んでいるが、亀頭の部分がはみ出してしまう。
勃起時を想定したとしても、結構な巨根といえるだろう。
しかし尻の疼きは強まっていくばかりで、とにかく使えと訴えてくる。
(やるしかないか……)
このまま何もしないでもどかしい時間を過ごすのは耐えられなかった。
下準備をしてローションを塗りつけ、尻に押しつける。
ぬぷぷっ……
買ったばかりのディルドをゆっくりと挿入していく。
エネマグラよりも太くて楕円形ではないから尻穴はずっと開いたままで、表面のごつごつとした凹凸がアナルを逆流していく。
疼き続けていた尻穴は求めていた刺激に悦んでいるような、しかし想定外のサイズに戸惑っているような、中途半端な反応をしていた。
ひとしきり感触を確かめて、いったん引き抜くことにする。
ヌポッ……!
圧迫からの開放感がやってくるが、同時に妙な違和感があった。
いつもの尻穴の感覚ではないというか、穴が空いたようなぽっかりとした感覚が戻らないというか……?
一体どうしたのかと、そっと抜いたばかりの穴に触れてみると──
つぷっ……
「っ!?」
力をくわえていないのに、すんなりと指が埋もれた。
完全にほぐれているのは感触でわかったが、どうもそれだけではないようだ。
わざわざ目で見る事はない場所だし、うつむいたところで見える所でもない。
確認するように指先で丁寧に縁をなぞってみると……自分のアナルが、パックリと縦に割れていた。
「え……?」
くわえて感度もおかしい。
指先の刺激すら鋭敏に感じ取って、その形や感触が分かってしまうほど。
まるで使い込まれ、開発し尽くされたアナルのような……。
自分の身体の一部なのに、何が起きたのか理解が追いつかない。
(あ、また時間……)
まごついている間に、彼女のライブが始まってしまった。
片付けも終わっていないが、とにかく配信をつける。
『~♪』
スマホのスピーカーから流れてきたピアノの音。
条件反射だろうか、聴いた途端に尻穴がまた疼きだして、たまらず配信をつけたままディルドを挿入した。
『メスイキを繰り返すと、どんどんメスらしい体型に変わっていくみたいですよ』
(ん……あ、あれ……?)
配信を聞きながらでも分かるほどに、さっきよりも強烈な快感がこみ上げてくる。
快感と連動してきゅんきゅんと締まろうとするのを、硬質なディルドが阻みながら責め立てる。
まるで、偽物の男根の形に作り変えられていくような感覚。
『思考もどんどんメスらしくなっていって……』
ピアノと彼女の言葉が、ディルドの責めとリンクするように性感を高めていく。
アナル全体が性感帯として鈍く重い痺れを放ちだし、ビクビクと身体が震えだす。
エネマグラのときよりも、ひときわ深く強い快楽の波が押し寄せた。
「あっ、ひっ……うっ!?」
一つ、気づいたことがある。
アナルでの絶頂は、なかなか醒めてくれないのだ。
快感によって高まった身体はそのまま、軽い動きだけでも絶頂を誘発させる。
絶頂が連鎖して、引き抜くこともできないまま刺激を送り続けてしまう。
「お”っ……♡」
全身がアナルのオーガズムで漬け込まれるような状態。
記憶はそこから曖昧になっている。
どうにかディルドを引き抜いたが、体力は底をついてしまい……。
配信を閉じることも忘れてそのまま眠りについてしまった。
「んっ……」
朝になっても、まだ余韻が残っているような気がする。
アナルが切なく疼いて、ディルドを見るだけでもひくひくと勝手に収縮してしまう。
これをまた突き込みたい、思いっきりオナりたい、そんな欲求が下半身をじくじくと苛んでくる。
理性で強引に出勤したが、歩いている間も落ち着いてはくれなかった。
(一体どうしたんだ……?)
縦に割れた尻穴は戻りそうにないし、スーツが妙にきつく感じる。
とくにズボン……なぜか尻まわりだけ窮屈で、そのせいで座っていると股まわりの縫い目が縦に割れたアナルへ食い込もうとしているのを感じてしまう。
仕事中もずっと、焦らしプレイをされているようなもどかしさがつきまとって離れなかった。
「はぁ……」
帰路についてからも、尻穴が疼いて仕方がない。
我慢するために、体力もだが精神力もかなり消耗した気がする。
ふらふらと家まで戻ってきたのだが、玄関の前に置き配で注文していた段ボール箱が置かれていた。
「っ!?」
それを目にした瞬間、興奮が一気に高まっていく。
自室に持ち込んですぐにビリビリと包装を破き、取り出したのは通販で注文した大型のディルド。
スーツを脱ぎ捨て、自分のよりも1まわりは大きいそれを椅子の座面に突き立てて、その上に座る。
ズブリュッ
「あっ、あ~っ♡」
日中ずっと溜め込んでいた欲求不満が一気に満たされていく。
やたら甘ったるい声が出たような気がするが、この際どうでもいいだろう。
自分の身体がオナホになったかのような錯覚を抱き、それが興奮を加速させていく。
そしてディルドを挿入したまま、始まった配信をPCの画面で眺めた。
『アナルもいいですけど、乳首も開発してみたいですよね~』
これ以外に、気持ちよくなれる場所がある……?期待がすぐに行動に移させる。
ローションで濡れるのを避けようと、上も肌着1枚にしていたのが好都合だった。
すぐにシャツをまくり上げて、乳首に触れてみる。
アナル開発のしすぎだろうか、弄ってないはずなのに、すでに淡い感覚が滲みだしていた。
「っ♡」
同時にアナルが閉まって、ディルドからの快感が強まる。
クニクニと乳頭を押し潰しながら、腰を揺らしてディルドの刺激を味わう。
『いっそのこと、おっぱいも大きくなっちゃえばいいかな~って。母乳も出たら素敵ですよね』
流石に男なんだし、いくらなんでもそこまでは……などと思いつつも、身体がさらなる快楽を求めているのを感じていた。
両乳首を指先でこねくり回しながら、身体を揺らす。こんなに指でつまめるほど大きかったっけ……?
「んっ、ふぅ、ふぁ……」
一瞬抱いた違和感は、しかしこみ上げる快楽に押し流された。
アナルだけを責めたときよりもずっと強いメスの快感。
それが下半身だけでなく、上半身からも湧き上がって蓄積していく。
「あっ、ひっ、いっ、あぁっ……♡」
配信から流れてくるピアノの旋律に合わせるように身体を上下させていく。
ディルドから込み上げてくる快楽と乳首からの快感が合流して、一気に勢いを増しつつ頭へと流れ込む。
「ひっ、うぁっ、あっ、あ~~~っ♡」
全身が甘ったるく痺れて、オーガズムの波が何度も押し寄せる。
頭に直接流れ込んでくるようなメスイキ。
目の前が真っ白に染まって、思考すらも重たく鈍っていく。
椅子とディルドに体重を預け、快楽に浸ったまま意識を失った。