狼男の増殖
🕑 Added 2023-10-20 12:14:52 +0000 UTC
駅の便所で立小便をしていたら、隣に立った20歳くらいのヒョロっとした優男風の冴えないガキが、無言のまま俺のちんぽをチラチラと盗み見しているのに気づいた。
なんだよ、ホモかよ。
内心で馬鹿にしてやっているのに、そんなことも知らずにガキは俺のちんぽに目が釘付けになっている。
そりゃあそうだろう。なんせ俺のはデカい。勃起したら20cmは超えるし、ゴムはXLサイズじゃなければ入らない。
平常時でも15cm近い長さがあって、ズルムケの亀頭の先端からジョボジョボと音を立てて放尿している様は、そこそこ迫力があるんじゃねえか。
俺はちんぽをシゴくように手を動かして、小便を切り上げる。
ガキは魅入られたみたいに俺のちんぽを相変わらず見ている。
変態かよ。
俺はガキに背を向けて便所から出ようとする。すると、
「あのっ!」
後ろから声をかけられた。
俺は振り返った。ガキが目をギラつかせ、ビンビンに勃ったちんぽをゆらゆらさせながら、こっちを見て仁王立ちしていた。
「お兄さん、ちんぽデカいっすね!」
ガキの興奮が口調からも伝わってくる。
「ありがとよ」
おれはニヤリと笑ってそれだけ言って、背を向けた。変態と、しかもホモなんかと深く関わるつもりはねえ。
「あのぉっ!!」
ガキがまた叫んだ。うるせえ。そんなデケエ声出して人が来たらどうすんだか。ここ、一応駅の便所だぞ。
俺は舌打ちしながら振り返った。ガキを黙らせるために、なにか脅しめいた言葉をかけるつもりだった。しかし、俺のその目論みは外れる。振り返った俺の目の前には、顔面が狼になった男がいた。意味がわからなかった。
「は?」
狼の頭をした男は、(勃起したちんぽが下半身で揺れているので男だとわかった)俺に向かって突進してきた。俺のスーツの襟を鷲掴みにして、そのまま個室に俺の体を引きずりこんだ。俺だってジムで週5で鍛えてるはずなのに、まったく歯が立たなかった。声をあげる間もない、あっという間の出来事だった。
「なにすんだ」
俺の言葉は途切れた。狼頭の男が、俺の肩に両手を乗せて無理やり地面に座らせ、俺の口のなかにちんぽを突っ込んできたから。
「むぐぅっっっ!?」
俺がえずくのにも構わず、狼男はちんぽを俺の口の中、喉の奥まで出し入れする。俺は苦しくて反射的に涙が出てくる。ガキの頃から、泣いたことなんてなかったこの俺が。いつも誰かを泣かせる側だったはずのこの俺が、おそらくさっきまで隣にいたヒョロヒョロのガキだった、いまは筋肉質な狼男になった男に犯されて泣いている。
「いいっすよ。お兄さん。こんな時に会えるなんて運命っすよね。すぐに仲間にしますから」
狼男が何か言っている。その言葉の意味が俺にはわからない。仲間ってなんだ。こんな時ってなんだ。わけがわからねえ。俺の口内のちんぽのピストンの速度は、どんどん加速していく。
「ああっ、やべえっ、イクっ、イクっ、出すっす! 全部飲んでくださいよっ!」
口の中いっぱいに青臭い臭いが広がった。同時に、窒息しそうになるほどの液体と固体の入り混じったものが、俺の口の中に濁流のように注ぎ込まれてきた。俺はそれを吐き出そうとするが、狼男のちんぽが蓋をしているので飲み込む以外の手段を取れない。
苦しい。わけわかんねえ。なんでこうなったんだ。だめだ。なんか、変だ。
急激に体が熱くなるのを感じた。といっても風邪で熱が出るようなもんじゃなく、もっと激しい、自分が自分でなくなりそうなくらいに強烈なエネルギーが体内で暴発しているみたいだった。俺は意識を失った……。
こんなことをしてはいけないと、僕はわかっていたはずなのに、気がつけばやってしまっていた。目の前では鍛えられた肉体をスーツに詰め込んだ短髪のイケてるサラリーマンが倒れ込んでいる。彼の口からは、たった今僕が噴出したばかりの精液がわずかに溢れてねっとりと垂れ下がっている。
僕は狼男だった。といっても、普段からこんなことをしているわけではない。一年に一度、ハロウィンのある10月のあいだだけ、月が出ると狼になりやすくなる。満月の日でなければ、強制的に狼になることはない。でも、たとえばさっきみたいにこんなカッコいい男の人がそばにいたりすると、もう全身が熱くなって、自分が変身するのを止められなくなる。
狼男状態になった僕の精液を粘膜に注入された男の人は、僕と同じ狼男になる。
この体質ゆえか、捨てられて孤児院で育った僕は、同じ施設のかっこいい友人たちを次々と犯して仲間に変えてしまっていた。
悪いことをしたと人間に戻ると思うのに、狼状態になるとそれよりも興奮が上回ってしまい自制することができない。
初めて射精した12歳の時から、ずっとそうだ。僕は男の人が好きだった。そして仲間が欲しかった。同じ部屋で寝ていたタクマの口に無理やり射精して、次の瞬間タクマは唐突に筋肉質になり、俺と同じ狼男になって雄叫びをあげながらちんぽから精液を暴発させたのを見たときから、僕は他人を改造することに興奮を覚えずにいられない。今年は偶然その相手がこのお兄さんだっただけだ。運が悪いと諦めてもらおう。別に狼男になったところで、とくに困ることもない。男にしか興奮できなくなるのと、精力が絶倫になるくらいだ。僕は仲間が欲しかったんだから、そんな雄がこの世に増えてくれたことがむしろ嬉しい。
そうこうしてるうちに、お兄さんが目を覚ました。
「やってくれるじゃねえか」
お兄さんがニヤリと笑う。僕はそれを見て胸がドキドキする。自分が狼男なんていう嗜虐的な存在なくせに、僕は逞しい雄に組み敷かれる妄想でオナニーをしている。そういうシチュエーションに興奮するのだ。お兄さんは僕のタイプど真ん中だった。それが僕の理想の、ちょいワルな感じの笑いをしているというだけで、僕は尻のあたりがもぞもぞしてきて、それだけで脳が絶頂しそうになる。
「俺は元々絶倫なんだぜ? 女が気絶するまでやめねえんだ」
お兄さんが僕の体を掴んでひっくり返す。
僕はお尻の穴が丸出しの体勢にされる。
「てめえが俺をこうしたんだから、責任取れよ?」
お兄さんの腕並みに太く怒張したちんぽが、僕の尻穴に叩き込まれた。僕は絶叫した。痛みと快楽で。
何回ピストンして、何回種付したかもはやわからなくなっていたし、どうでもよかった。
俺は自分が狼男にされちまったことを理解するやいなや性欲が止まらなくなり、とりあえず目の前にいたこいつをぶち犯すことにした。
「あっ、あっ、もうっ、無理ぃっ!」
なんか泣き言言ってるが聞いてやらねえ。俺は容赦なく腰を動かし続ける。
と、トイレのドアが叩かれた。
「お客さん!? なにしてるんですか!?」
駅員か。面倒臭え。俺はドアを開けた。なんの抵抗もなしにドアを開けられたためか、拍子抜けしたみたいな顔をした駅員が目の前に突っ立っていた。
俺はそいつのワイシャツの首根っこを掴んで個室に引き摺り込み、再びドアの鍵を閉める。
トイレの個室に男が3人。そのうち二人は交尾中。すさまじい臭気と、熱が籠っている。
「うわっ、なんだこれ」
駅員が手で口と鼻を覆った。俺はその手を軽々と引き剥がし、指を口内に突っ込んでやった。
「お前が入ってこようとしたんだろ? 俺らの交尾を邪魔した落とし前をつけてもらわねえとな。ま、お前もすぐに俺らの仲間だけどな」
駅員が暴れる。その下で俺にちょっかいをかけた狼男が蕩けた目でぐったりとしている。
間もなく、新たな狼男が誕生するだろう。
俺には倫理観なんかねえからな。このまま好きなだけ種付して、せいぜい仲間を増やさせてもらうぜ。ハロウィンが終わった後も、仲間が入れば好きなだけ交尾し放題だもんな。
俺は未来の想像に胸とちんぽを膨らませた。
金玉がグジュグジュと疼いた。新たな種汁が作り出されているのがわかる。