初晴
🕑 Added 2020-01-26 06:55:27 +0000 UTC
暖かな日差しが頬に触れ、目を覚ます。
柔らかいベッドの上で、隣にいる幼馴染みの寝息
を感じる。
生まれたままの姿で新しい年を迎える。
こうして大切な人と年を越せることに喜びを感じる。
「うぅ~ん…あれ?おはよ~…」
寝ぼけ眼の幼馴染み。
眠たそうにあくびをしながらゆっくりと上半身を起こす。
「あれ!?もうお日さま出てるじゃん~!
うわ~、初日の出見たかったよぉ…。」
「寝るのが遅かったからね。誰かさんのせいでもうお昼前だよ~…」
「ん~?何か文句でもあるのかなぁ?」
指をワキワキとさせるのを見て、すぐにごめんなさいをする。
肌に残るくすぐりの感覚を思いだし、逃げるように
シャワーを浴びに行く。
身体にかかる水滴でさえ、すっかり敏感になった皮膚を刺激する。
昨夜のことを思いだし、目を閉じてゆっくりと
回想に浸ってみる。
__12月31日の晩、家で年越しそばを作っていると、近所に住む幼馴染みが突然家にやってきた。
「ねぇ?一緒に年越しパーティーしようよ♪」
スーパーで買ったのであろうお酒やおつまみの入った袋を提げて、白い息を吐きながら家に上がる。
大学3回生になり、ようやく実家を出て一人暮らしを始めた。引き留める姉や母を何とか説得して、学校から徒歩10分程のワンルームの部屋を借りた。
4月から一人暮らしをして、約8ヶ月。
大晦日には実家に帰ってきなさいと言われていたが、研究が忙しくて帰れないということにした。
幼馴染は週に2,3回、唐突に遊びに来る。
『飲み会で終電無くなっちゃった…えへへ、泊めて…?』
『空きコマで暇だから遊びにきた!』
みたいな感じで家にやって来る。
そして、普段家に帰るのと同じようなノリで、
大晦日の夜にもやって来た。
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「ね~、紅白終わっちゃったぁ。あと5分で今年終わっちゃうよ!?新年さん来るよ!?」
「早いね~。うん。やって来ちゃうね~。」
年越しそばを食べ、お酒を飲みながら年末のテレビを見ていた。初めて家族以外の人と過ごす非日常な空間に高揚し、沢山いろんな話をした。
学校のこと、趣味、将来やりたいこと、他愛もない日常の出来事。
お互いこんなに話をしたのは、いつぶりだろう。
「5,4,3,2,1…明けましておめでとー!」
「おめでとー!!今年もよろしくね~。…じゃあそろそろ寝よっ」
「ねえ、初笑いしようよ~♪」
ワキワキと手を動かす幼馴染に促されるまま、
ベッドに横になる。
「もう夜だし、近所迷惑だから明日にしようよ…」
「大丈夫♪優しくしてあげるから!」
「ひゃっ…くっ…ひゃ、ぁぁぁぁ…だ、だめ」
身体の上に寝そべるようにして、耳に息を吹きかけられながら、優しく首筋や腋の下、乳首をさわさわとくすぐられる。
「ふ~っ♪気持ちい?ほら、声我慢しないと近所迷惑になっちゃうよ?」
「そ、そんなこと言ったってぇ…っっひゃぅっっ!!そこだめぇぇぇ!」
耳元で優しくこちょこちょ言われながら、次第に激しくなっていく指に、段々我慢できなくなって…
『っっっ…ひっ、ぎゃぁだっはははははは!!ぁぁぁぁひゃめてぇぇぇごめんなさぃぃぃぃ!!!だめだめぇぇ!!くしゅぐったいからぁぁぁ!!』
『も~、静かにしてよ~。お仕置きね?』
目の前に幼馴染の顔が近づく。
笑い声は、柔らかい唇に吸い込まれていった。